やはり米下院の慰安婦決議は中国の工作では無かった模様

これは目ウロコ本というしかないでしょう - Baatarismの溜息通信

昨年の米下院の慰安婦問題決議についても、主導したのはこの在米華僑華人社会であり、日本で言われているような中国政府による工作ではありませんでした。この著者は在米華僑華人社会の運動の中心人物とパイプがあるようで、本人が直接聞いた情報としてこれを書いています。思い出してみれば、当時中国政府は必ずしも慰安婦問題決議には積極的ではなく、事態を傍観していたように思います。僕はこの中国政府の態度には中国国内の政治対立が反映しているのかと思っていたのですが、そういうことではなかったようです。

Baatarism氏の書評ですが、私が特に目を引かれたのはこの記述ですね。この決議案が話題になっていた頃、やたらと陳腐な中国工作説が声高に叫ばれていたので、この書籍はその陰謀論を否定する書籍として注目しています。私も目を通してみようかと思います。


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