安倍首相の3度目の土下座

首相、米大統領に慰安婦問題を説明 自ら電話かける
2007年04月03日23時57分

 安倍首相は3日夜、ブッシュ米大統領と電話で協議し、従軍慰安婦問題について軍当局の関与を認めた93年8月の河野官房長官談話を引き継いでいる姿勢などを自ら説明して、大統領に理解を求めた。政府関係者によると、電話協議は日本側から持ちかけ、約15分間行われた。

 首相は、従軍慰安婦問題に対する発言が米国内で波紋を呼んでいることを念頭に「私が何を思っているか、念のために話す。河野談話を踏襲している」などと説明したという。4月末の初めての訪米を前にして、大統領に自分の真意を直接伝える狙いだ。

 北朝鮮の核問題をめぐる6者協議への対応や、7月末に期限が切れるイラク復興支援特別措置法を2年間延長する改正案を提出したことなどについても意見交換をした。