台湾武器供与をめぐる、アメリカと中国の密約

なかなかおもしろげな記事を見つけたのでご紹介。
元外交官・原田武夫の『国際政治経済塾』

日本のメディアは全く報じていないが、まず「中台関係」については、先日、北京で米中国交正常化28周年記念式典が開催された。その場に、1979年に国交正常化が実現した当時の米国大統領であるジミー・カーター氏が出席。すると、事もあろうにカーター元大統領は記者団に対し、重大な告白をしたのである。

「米国が中国と国交正常化に踏み切ったのは、米国による台湾への武器輸出を中国が認めると約束したからだ」

米中間に密約があったという告白は、あまりにも衝撃的だ。なぜなら中台紛争自身が実は米中の密約に基づく、巨大な「演劇」であったことが明らかになったからである。
日本のいわゆる「親米保守論者」もこれで決定的なダメージを受けた。なぜなら、「中国は軍事的脅威。だから日米同盟は必要」という彼らの議論は、実は米中こそが手を握り合っていたという現実の前に、もろくも崩れ去ったからである。

んで、ソースがこれ。
AFP: Carter says China acquiesced to Taiwan arms sales
訳は機械翻訳

BEIJING (AFP) Former US president Jimmy Carter said Wednesday that when ties with China were re-established 29 years ago, Beijing privately acknowledged that the United States would keep selling arms to Taiwan.
北京(AFP) 元米国の大統領ジミーカーターは、水曜日に、中国との関係が29年前再確立されたとき、北京がアメリカ合衆国が台湾に武器を売り続けると個人的に認めたと言いました。

At a ceremony marking the 29th anniversary of the re-establishment of diplomatic ties, Carter read excerpts from his diary concerning negotiations with the late Deng Xiaoping.
国交の再建の29回目の記念日を示している式典で、カーターは故トンシャオピンとの交渉に関して、彼の日記からの抜粋を読みました。

"(Deng) agreed that our statement to settle the Taiwan issue peacefully would not be contradicted publicly by China and he understood that we would sell defensive weapons to Taiwan after (a US-Taiwan defence) treaty expired," Carter said.
「平和に台湾問題を解決する我々の声明が中国によって公的に否定されない、そして、彼が(米国の台湾防御)条約が失効したあと、我々が台湾に防御用武器を売ると思ったことについて同意します(トン)」と、カーターが言いました。

"Publicly they are going to disapprove of this action, but privately they have acknowledged that it will be done," he said, reading the December 14, 1978 diary entry.
「公的に、彼らはこの行動に不賛成になりそうです、しかし、個人的に、彼らはそれがされると認めました」と、彼が言いました。そして、1978年12月14日の日記入場を読みました。

英語得意な人は自分で訳してね♪