公明党叩きは鬱憤晴らしかも

どう見ても片思い - 非国民通信

 公明党に対する態度も、これと似たようなパターン化も知れません。我々左派も公明党には批判的ですが、それ以上に極右層の公明党嫌いの方が、より過激です。自民党を支持しておきながら、その盟友である公明党を悪罵して憚らないのは何故? たぶん、都合の悪いことを押しつける対象が欲しいのでしょう。いくら自民党を支持したところで、自民党政治の結果は容赦なく支持者達にも降りかかってきます。ただ、支持者からすれば自分達の信じる自民党の失政を認めたくない、他に原因を求めたいわけです。そうだ、自民党が悪いんじゃない、あれもこれも、公明党のせいだ!

 なるほど、興味深い考察です。ネット右翼にしてもそうですが、公明党と切れて一番困るのは自民党のはずなのに、それこそ狂信的なほどまでに公明党を嫌悪するメンタリティとは、こういうものかもしれませんね。麻生首相に対する報道には「政策で批判しろよ!」と言っておきながら、あれだけ嫌っているはずの公明党に対する、ネット右翼からの政策批判なるものを殆ど見かけないのはどういう理由かと思っていましたが、公明党の政策批判≒自民党の政策批判になる故に出来ないのでしょう。
 だから創価学会批判、池田大作氏批判という手で遠まわしに間接的に公明党を批判するしかなく、それこそネット右翼が嫌悪する「マスコミ」と同じような批判方法になってしまうのでしょうね。これは是々非々の態度を取れないネット右翼の永遠のジレンマと言えるでしょう。