麻生首相への失望は与謝野氏が原因かも

麻生氏への期待は裏切られてしまったのかな。 - Baatarismの溜息通信

しかし、総理就任後はそのようなキャッチフレーズを大きく打ち出すこともなく、民主党やマスコミへの批判ばかりが目立ってしまった印象があります。その結果、かつてのような骨太で男性的なイメージを失い、「君主の気が変わりやすく、軽薄で、女性的で、小心者で、決断力に欠ける」イメージを国民に与えてしまい、軽蔑されるようになってしまったのだと思います。そして一度軽蔑されるようになると、マスコミが安心して攻撃するようになり、支持率も急減してしまったのでしょう。

 相変わらずいい記事を書いているBaatarismさんですが、この「決断力に欠ける」麻生首相のイメージを決定づけてしまったのは、やはり定額給付金における一連の迷走が最大の要因ではないでしょうか。与謝野氏の「高所得者層は除外」発言を麻生氏が中途半端に同調せずに、それこそ小泉元首相のように一喝して叱り飛ばしておけば、「決断力に欠ける」イメージはここまで定着しなかったようにも思えます。それを考えると、麻生氏の求心力の低下の発端となってしまった与謝野氏の罪は重いのかもしれませんね。