井上雄彦 最後のマンガ展 重版〈熊本版〉行ってきたよ

昨日、5/23(土)に行ってきました、「井上雄彦 最後のマンガ展」に。何故この日を選んだのかっつーと、ネットで前もって調べたら、なんかこの日に宮本大人氏の講演があるってんで、こりゃお得だと思って、ね。
熊本市現代美術館 井上雄彦 最後のマンガ展 重版 熊本版

【5】 5月23日(土)宮本大人北九州市立大学准教授、マンガ史研究)
   「何のために人を斬るのか−『赤胴鈴之助』から『忍者武芸帳』、『バガボンド』まで−」

さて、現地に到着して入場して思ったのが、ぴあで前もってチケット買っておいて良かったってこと。当日券の人がズラッと並んでるのを横目に、スッと入れた。平日はともかく、休日に行くならチケットはぴあで予約して、ファミリーマートとかで買っておいた方がいいよ、うん。
その際は
チケットぴあ/井上雄彦・最後のマンガ展 重版 〈熊本版〉
ここで予めPコードを調べておいて、
チケットぴあ/電話サービスのご案内
ここの手順に従って電話で予約するといい。ネットで予約するとシステム利用料だのなんだので無駄なカネを取られてしまうんでな。


展示内容はネタバレになるんで詳しくは書かないけど、「最後のマンガ展」ってーのは井上雄彦氏の最後のって意味じゃなくて、どうやらバガボンドの武蔵の最後(最期?)を描いたマンガ展ってことらしい。ベルセルクでもDCのゲームで原作より先の話を描き下ろし(?)してそれをゲーム化してたけど、それと似たような形態だと思えばいい。おそらくここで展示されてる話は連載されてるバガボンドでは描かれないと思われるんで、漫画読んでる人は行った方がいいと思う。老いた武蔵の周りに蝶が舞っているシーンは、なぜか護法少女ソワカちゃんの『はすのうてな』を思い出した。俺には仏教的素養は皆無だけど、おそらく表現してることは共通してんだろーなー。


あ、宮本大人氏の講演もすっげー興味深かったっすよ。特に2巻辺りの、逃げた辻風典馬とそれを追いかける武蔵の走り方が、まるっきり陸上競技(つかバスケットボール?)のフォームなのに対し、井上雄彦氏が古武術甲野善紀氏と対談した後の巻を見ると、ちゃんと武蔵が古武術の走り方(両手を振らずに軽く前に出し、足は摺り足で走る)になっているのは全く気付かなかった。やっぱ読み込み具合がハンパねーっす。例えるなら、一人マンガ夜話状態だったっすね。面白かったっす。