下村発言が虚偽であることが分からない人たち

どうやらネット右翼の方も、下村博文官房副長官の発言が明白な虚偽であることに気付いていないようです。

慰安婦策動と反日ファシズム…獅子身中の侮日構造 東アジア黙示録
下村副官房長官の見解は、平林発言を踏まえたもので、非難される謂われはない。何ら政府見解から逸脱したものではないのだ。

熱湯欲ゴーリキーのお部屋: 恥ずかしい2人
鳩山幹事長は“もっと歴史を勉強してほしい”、瑞穂タンが“『歴史認識が誤っている』”と主張したそうですが、まったく要領を得ず、下村副官房長官に対する反論すらなっていません。

歴史認識が誤っている』のはどちらでしょうか。
このエントリでも紹介しましたが、平山氏は「直接、間接的に軍の関与は明らかでなかった」などとは一言も述べていません。
どうやらネット右翼の方々は、御自身や小林よしのり氏などが散々主張してきた、軍の間接的な「いい」関与があったことすら、完全に頭から抜け落ちているようです。
池田信夫氏も御自身のブログのコメントで下村氏にツッコミを入れてます。

池田信夫 blog 欧米メディアのオリエンタリズム

下村発言 (池田信夫)

2007-03-27 09:54:35

下村官房副長官が「軍の関与はなかった」と発言したようですが、これは間違いです。軍が慰安所の設置や運営に関与したことは、多くの証拠で裏づけられています。

1991年に加藤紘一官房長官(当時)が「軍の関与はなかった」と発言したことが、朝日新聞の「新資料」でくつがえされて事件になったので、こういう不用意な発言は混乱のもとです。

無能な味方は有能な敵より恐ろしい。
引用したブログにTBとコメント送って喧嘩売ってきました(笑)