町山智浩 vs 宮崎哲弥
映画評論家の町山智浩氏と評論家の宮崎哲弥氏の間で、ちょっとしたゴタゴタがあった模様です。
事の発端は、町山氏が5/1(火)のコラムの花道(mp3)で、宮崎氏が2004年にブッシュ政権を支持した事について批判を加えられた事によるものです。該当する発言を文字起こししてみました。
Youtubeで聞きたい人はこちらから。
■宮崎哲弥はブッシュ支持だったのに今は知らんぷり
18:45あたりから
町山：僕はね、2004年の選挙の時にですね、ブッシュ大統領支持ってハッキリ表明したですね、宮崎哲弥はちゃんとお前釈明しろ！と思いますね、ハイ。
小西：あ、宮崎さんってそんな事言ってたんだ。
町山：言ってたんですよ。 無責任にもほどがありますね、ホントにね。
小西：あ？ホント？どこで？
町山：え、テレビで。爆笑問題なんかのテレビですけどね。
小西：あ〜、そ、よく見てるよな〜。
町山：いい加減なこと言うんじゃねえよ、と思いますけど。
小西：今度是非この番組に来てもらって話ちょっと聞きたいよね。
町山：どうしてこんな政権を支持するってハッキリ言ってたんだよ、いい加減にしろと、お前！
小西：日本人は今ね、外交のこと頭に入んないからねぇ。
町山：まったく弾劾ですけどね、それこそね。
小西：じゃ、町山さん是非そのへん声を大にして。
町山：はいはい、いつも声が大ですいませんが。
これを受けて次週の5/8(火)のコラムの花道(mp3)では、この町山氏の批判に対しての宮崎氏の反論が寄せられています。
Youtubeで聞きたい人はこちらから。
■町山智浩に無責任だとラジオで刺されて速攻抗議したけどよそでもブッシュ支持してた宮崎哲弥
0:55頃から
小西：町山さん、先週のコラムの最後の所でですね、イラクの開戦について、宮崎哲弥さん？あの評論家の。
町山：あー、あのイラクの開戦についてじゃなくて、えーと2004年の大統領選挙時にですね、筑紫哲也さんの討論番組で、宮崎哲弥さんがブッシュ支持をしてたんで。
小西：ブッシュ政権を支持してたという風にね、おっしゃってましたが。
町山：そうそう、だからね。
小西：なんか宮崎さんが「俺はブッシュ支持してねーよ」という風にウチのスタッフに、なんかアレですよ。あのー、抗議じゃないけど(笑)
松本：早かったですよ。
小西：ええ、ええ、ええ。
町山：あー、そうなんですか。じゃあちゃんと聞いてたって事ですね。
小西：そうみたいですね。どこで聞いてらっしゃるんでしょうね。お忙しい方なのに。
町山：彼からね、僕んとこにも直接メール来たんです。すぐに。
小西：すぐに？
町山：はい。直接来ましてですね。
小西：ほう。はいはい。
町山：で、「もー、僕はブッシュ支持じゃないよ〜」
小西、松本：ハッハッハハッハ！
小西：メールはそんな言い方のメール
町山：「困るなぁ〜」みたいな。
松本：「困るなぁ〜」
町山：で、宮崎さんがそのメールの中で説明してるのはですね、「その番組は最初からブッシュ支持派と反ブッシュ派と同じ人数で対決をする」という設定だったらしいんですけど、ま、ブッシュ支持側が少なくてですね、でまあ番組から頼まれて「宮崎さんブッシュ支持側の方に座ってくれと言われて、で、まあ、宮崎さんはイラク戦争には反対してるけども、日本人には投票権ないから、ま、どっちでもいいか、ということでですね、まあしぶしぶブッシュ支持側の方に座ったという事らしいんですよ。はい。ま、彼のメールだとですね。
小西：なるほど。
町山：で、そういった番組の裏事情は番組見ただけじゃ分からないんで。
小西：そらそうだよね。
町山：そう、だから宮崎さんの方もラジオとかいろんなとこに書いて、その裏事情を説明した、もう既にしてあるということなんで。
小西：うん。
町山：ま、僕もそこまで追っかけなくて申し訳なかったと思いました。はい。
小西：えー、なるほどね。
町山：あ、でもね、ただね。日本には関係ないからってどっちでもいいやってのもね、アレなんですけどね。ていうのもこの6年間ブッシュが北朝鮮の野放しですから。
小西：うん。
町山：でまあ拉致問題もほったらかしでね。
小西：うん。
町山：で、最終的に核兵器まで持たせちゃったんだから、もう攻撃できないんですから。イラクみたいに。北朝鮮怖くて何するか分かんないから。核爆弾持っちゃったから。これはもうブッシュの責任なんでどっちでもいいとは思いませんけど。まあでもね、メールとはいえね、こう宮崎さんと久々に話せて楽しかったですね。
小西、松本：(笑)
小西：ホントですか？
町山：あ、もう宮崎さんとはね随分、15年ぐらい前から知り合い。
小西：もう昵懇(じっこん)の仲なんだ。
町山：ああ、もう肉体関係ですから。
松本：ええ〜？
小西：どういう肉体なのか不気味だからもういいや。
町山：こっちが攻めで、あっちが受けでとかそういうんじゃないんですけど。
小西：(笑)
町山：いや冗談ですけど(笑) 彼が物書きを始めた時に、僕担当編集者だったんですよ。
小西：ああー！そうなんだ！
町山：そういう関係です。
小西：へえ〜。原稿はちゃんとアレなんですか、あのー、締め切りを守られてましたか？
町山：ああ、彼はすごい優秀でしたよ。あ、僕、担当編集者だった人凄く多いですから。リリー・フランキーさんもそうですからね。
小西：(笑)
町山：みうらじゅんさんとかも、皆担当ですから、僕。編集者ですから。
小西：ま、その辺聞くと一時間ぐらいになるから。
松本：聞きたいけど。
小西：おそらくこのコラム聞いてる方で、その辺の所には興味もってらっしゃる方が多いと思いますので。
町山：今度一本やりましょう。それで。
小西：ホントそうだよね。
町山：今回ほんとネタが詰まってるんで早く行きましょう。
宮崎哲弥氏は「しぶしぶブッシュ側に座らせられた」とおっしゃっています。おそらくこれは本当でしょう。しかし、彼は本当にブッシュ支持ではなかったのでしょうか？実は宮崎氏のこの発言と矛盾する場面が2004年に見られました。
■2004年8月8日 たかじんのそこまで言って委員会 どっちがいい？ブッシュorケリーpart1
■2004年8月8日 たかじんのそこまで言って委員会 どっちがいい？ブッシュorケリーpart2
どうでしょう。私にはどうみても宮崎哲弥氏が自発的にブッシュ支持を表明してるようにしか見えませんが。
宮崎哲弥氏もバレないと思っていい加減な事を言うのはやめた方がよろしいと思われます。
ウィキペディアの更新の早さは異常
早速今回の件が記載されています。
町山智浩 - Wikipedia
また2007年5月には、同じコーナーでブッシュ大統領が弾劾裁判で失職する可能性が出てきたという話をしていて最後に突然、「宮崎哲弥は2004年の大統領選挙でこんなブッシュを支持する発言をしていたんですよ」と批判を始めた。 その後、宮崎哲弥本人からTBSラジオ及び町山本人に抗議が来たようで、翌週の同コーナーにおいて『筑紫哲也の番組でブッシュ支持と反ブッシュで同じ人数に分かれて討論する演出だったが、ブッシュ支持の人数が足らず、番組に頼まれてイラク戦争には反対だが日本人には投票権がないし関係ないかと思い渋々ブッシュ支持に回った。そういった裏事情はラジオや活字媒体で説明済みである』という宮崎の反論を放送。町山もそういった裏事情を知らなかったということで謝罪した。 しかし、「イラク戦争は日本人に関係ない訳ではない。ブッシュがイラク戦争にために北朝鮮問題を軽視している」と批判している。
だから更新早すぎるって
また2007年5月には、同じコーナーでブッシュ大統領が弾劾裁判で失職する可能性が出てきたという話をしていて最後に突然、「宮崎哲弥は2004年の大統領選挙でこんなブッシュを支持する発言をしていたんですよ」と批判を始めた。 その後、宮崎哲弥本人からTBSラジオ及び町山本人に抗議が来たようで、翌週の同コーナーにおいて『筑紫哲也の番組でブッシュ支持と反ブッシュで同じ人数に分かれて討論する演出だったが、ブッシュ支持の人数が足らず、番組に頼まれてイラク戦争には反対だが日本人には投票権がないし関係ないかと思い渋々ブッシュ支持に回った。そういった裏事情はラジオや活字媒体で説明済みである』という宮崎の反論を放送。町山もそういった裏事情を知らなかったということで謝罪した。 しかし、「イラク戦争は日本人に関係ない訳ではない。ブッシュがイラク戦争にために北朝鮮問題を軽視している」と批判している。
wikipediaってこんな使われ方でいいのか？一つの項目をちまちま更新するより、項目を増やした方がいいと思うんだが…。あまりにも頻繁に更新しすぎてる気がする。
