今日のことわざ 【朝令暮改】

社保庁職員、賞与返納しなければ…再雇用拒否も 官房長官示唆

 塩崎恭久官房長官は26日午後の記者会見で、年金記録漏れ問題の責任を取るため、政府が社会保険庁全職員に夏季賞与の一部を自主返納するよう求めたことに関連、仮に返納に応じない場合は、同庁を廃止・解体して平成22年に発足させる方針の「日本年金機構」への再雇用を拒否することもあり得るとの考えを示唆した。

産経新聞(2007/06/26 18:15)
http://www.sankei.co.jp/seiji/seisaku/070626/ssk070626002.htm

再雇用条件に賞与返納入れず…社保庁解体問題
 また、年金問題で迷走−。塩崎恭久官房長官は27日午前の記者会見で、社会保険庁を廃止・解体して2010年に発足させる方針の日本年金機構への同庁職員の再雇用について、「(年金記録漏れのけじめで夏季賞与を)返上したから再雇用されるとか、返上しなかったから再雇用されないという話では全くない」と述べ、返納の有無を再雇用の判断材料とすることはないと強調した。
ZAKZAK 2007/06/27
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007062728.html

ちょうれい‐ぼかい 【朝令暮改

朝に出した命令を夕方にはもう改めること。
方針などが絶えず変わって定まらないこと。朝改暮変。
大辞泉

朝に政令を下して夕方それを改めかえること。
命令や方針がたえず改められてあてにならないこと。朝改暮変。
広辞苑

(出典) 【漢書・食貨志】より
勤苦如此、尚復水旱之災、急政暴賦、賦斂不時、朝令而暮改。

(書き下し)
勤苦此(かく)の如くなるに、尚(な)ほ復(ま)た水旱(すいかん)の災(わざはひ)あり、
急政暴賦(ふ)、賦斂(ふれん)時ならず、朝(あした)に令して而(しか)も暮に改む。

(現代語訳)
(農民たちの生活は)このように苦しいものであるうえに、水害や干害にも見舞われ、
必要以上の租税を臨時に取り立てられ、朝出された法令が、夜には改められているといった有様です。