解散を煽ってるのはそれぞれの陣営が今なら勝てると思ってるからじゃ

衆院解散先送り 一段と厳しさを増す政権運営 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

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これまで民主党は、早期解散を期待して、第1次補正予算に賛成するなど審議に協力してきた。

 だが、インド洋での海上自衛隊による給油活動延長のための新テロ対策特別措置法改正案の採決は、一転して先延ばしした。ご都合主義きわまる対応だ。
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 首相は、できるだけ早期に国民の信を問う必要があるだろう。

 自民党寄りとは断言出来ないけれど、決して民主党寄りではない読売新聞までもが早期解散を訴え、麻生首相の解散見送りの判断を決して是としていない社説を見ていると、「マスコミが民主党に政権を取らせようと、早期解散を煽ってるんだ!」なんて陰謀論では説明はつなかいでしょう。今なら自民党が経済のワンイシューで選挙に勝てる、しかもまだ御祝儀相場はかろうじて残ってるから、今の内に選挙をやっておこうと考えているからじゃないでしょうかね。公明党もおそらくその目算を立てていたのだろうと思います。
 逆に民主党側が解散を煽っているのもまた同様で、世論調査の結果を見て「今なら勝てる」と踏んでいるからでしょう。でないと、あそこまで解散をしつこく要求する必要がありません。先送りされてしまうと、メディア受けの良い麻生首相にメディアジャックされて、自分達民主党の存在が霞んでしまうと恐れてしまうのではないか。つまり、民主党は小泉元首相の郵政選挙のトラウマをまだ引きずっているんではないでしょうか。