ネット右翼だった私

ぼくが歴史修正主義者だった頃 - Danas je lep dan.
 このブログの昔からの読者の方はご存知でしょうが、私もかつてはMukke氏のような立派なネット右翼でした(笑)。
 私が「ネット右翼ってダメじゃね?」と気づいたのも同じように、南京事件がきっかけでした。その頃に私が神のごとく崇めていた櫻井よしこ氏を批判しているbluefox氏のブログを偶然目にし、「あれ?」と南京事件を否定する人達に疑問を持ち、そこからリンクされてるApeman氏のブログへと飛んで、さらにその疑問は深まりました。
 そこで2chにて、bluefox氏やApeman氏が否定派を論駁していると思われる箇所を、南京事件を否定するネット右翼に対してぶつけてみた所、こちらの質問にまともに答えようともせずに、ただただヒステリックなレスを繰り返すネット右翼に対して完全に失望したのです。
 私がかつて抱いていたネット右翼のイメージは、メディアに対して厳しい目を向け、情報の歪曲が発見されれば確実なソースを提示してメディアを批判すると言った、クールな人物像でした。しかし、この一件で私のネット右翼に対する憧憬にも似たまなざしは消えうせ、都合の悪い事実を突きつけられて何も答えられないくせに、傲慢な輩といったイメージに上書きされてしまいました。
 米下院の慰安婦決議においても、ネット右翼は欠落しまくった政治・外交センスを露呈した安倍元首相を擁護するなど、「保守派」と呼ぶもおこがましい歴史修正主義者と同じように、私を呆れさせました。
 端的に言ってネット右翼が頭が悪い人達にしか見えなくなったのです。それからですね。このブログを書き始めるようになったのは。