4月号のkamiproが読ませる

kamipro No.133 (エンターブレインムック)

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各団体首脳に聞く、ドーピング、人材流出、UFC……
☆久保豊喜（GCMコミュニケーション代表）
「日本でUFCをやるのは難しいだろうね」

　先月号で格闘技界では禁断とも言えるドーピング問題に切り込んだ紙プロ。今月号はさらにその問題を日本格闘技界のプロモーターに直撃しています。中でも久保豊喜氏の発言が衝撃的。薄々誰もが気づいていた「日本はアメリカと比べてドーピング検査はザル」「検査費用が掛かりすぎるから事実上厳密な検査は不可能」「数万円のギャラしか払えない試合でそんな金は払えない」など雑誌媒体としてはかなり踏み込んだ言葉を引き出されています。格闘技ファンとしては知りたいけれども知りたくなかったとも言えるでしょう。しかし向き合わなければならないのも事実。雑誌販売などは全体的に苦戦と聞きますが、このような意欲的な特集を組んで業界に波を起こそうとする雑誌はまだまだあるのでしょう。ブログやＨＰによる発信よりも腰を落ち着けて考えられる記事が書けるのは紙媒体ならではと言えるかもしれません。