「iOSの残念なところ」は脱獄(Jailbreak)でどこまでカバーできるか

iPhone5に機種変して4カ月の時点で「iOSの残念なところ」を挙げてみた
が話題になってたので、Androidと比較しての「iOSの残念なところ」がどこまで脱獄によってカバーできるかを検証してみた。カバーできるなら○、そこそこなら△、ダメなら×。


(1) アプリのバックグラウンド処理に制約がある→×
 脱獄しても、バックグラウンド中のアプリに通信させることはできないので、×です。マルチタスクの動作を改善させるBackgrounderXはありますが、Gmailがバックグラウンドでメールを受信しておくなんてことはできません。


(2)インテントAndroidの「共有」メニュー)がない→△
 あとで読む系のサービスに保存する、だけなら脱獄でなんとかなります。ひとりぶろぐのmoyashiさんのリポジトリ(http://hitoriblog.com/apt/)を追加して、WebViewExMenuをインストールすれば、画面をトリプルタップするだけで、Safariに登録しておいたブックマークレットが起動します。その中にはてブ、Pocket、Instapaper、Readabilityなどのあとで読む系のサービスのブックマークレットを入れておけばOK。
標準で開くマップをGoogle MapにしたいならMapsOpener
標準で開くブラウザを変えたいならBrowser Changer
さらには、iFileというファイラーで、ファイルの移動、削除、編集、開くアプリの選択などは出来ますが、決して使い心地がいいとは言えません。
 

(3)「戻る」ボタンがない→○
 物理ボタンのことなのか、一貫した機能としての「戻る」なのかがよく分かりませんが、挙げられてる「別のアプリに移動してから戻る」機能なら、LastApp + Activatorのコンボで「ステータスバーをワンタップで戻る」ことなどが実現可能です。


(4)日本語入力ソフトを選べない→×
 以前、ひとりぶろぐのmoyashiさんのリポジトリ(http://hitoriblog.com/apt/)に、Social IME機能を追加するIMEPatcherという脱獄アプリがあったのですが、「iOS 5に対応しておらず、リンゴループが起きるという」ことで消えてしまいました。これを有効にすると、阿良々木暦神原駿河戦場ヶ原ひたぎなどが変換候補に出てきていたので、便利だったのですが…。


 こうやって列挙してみると、iOSのダメな所は一向に改善してないように見えます。iOS6のショボさはヒドイものでした。ロクな機能も追加されず、マップがゴミになっただけという誰得仕様。機能的に先行してるAndroidや脱獄アプリをパクってアップデートしてきた(通知センターやwifi sync)というのに、何をモタモタしてるんだと言いたくもなります。