瀬戸弘幸氏は政治家になる気があるや否や

維新新風の瀬戸弘幸氏のブログが人気らしいのだが、言ってることがどうも非現実的な話ばかりで、私には氏が真剣に政治家を目指しているとはとても思えない。
氏のブログから一部転載しよう。
極右評論:今時の左翼学生運動より

 「拉致問題」と「核問題」を口実に、朝鮮戦争への準備を始めたと書いてある。我々≪極右≫などは、是非そうしてほしいと願い主張してきたが、残念ながら日本政府は北朝鮮に対する「送金停止」にも踏み切れない有り様だ。

仮にも政治家を目指す人間が「戦争すべきだ!」などと主張してよいのか?私の様な凡人には計り知れぬ感性である。戦争を出来る限り避けるのが政治家の仕事だと思うのだが。

極右評論:増長する一方の中国要人の発言より

中国は周辺の民族を自治区と称する、事実上の植民地にして支配している中華帝国主義国家である。かつての旧ソ連邦と同じなのです。
 新疆ウイグル自治区チベット自治区内モンゴル自治区、朝鮮自治区などで、その面積は国土の63・7%にもなる。
 これらの漢民族以外の少数民族は、中国人の総人口の8・4%に当たり、日本人の総数に匹敵すると言われています。このような少数民族に独立を促し、あるいは独立闘争を支援していくことが肝要かと思います。
 政府レベルで出来ないのであれば、今後は有志で資金カンパを募り、独立運動を行なっているチベット人や新疆ウイグル人イスラム・ゲリラへの応援をしていかねばならないと思います。

これまた非現実的過ぎる。どうやってゲリラの支援活動などできるというのか。可能だとしてもやるべきだとはとても思えない。


いわゆるネット右翼にウケそうな非現実的な主張ばかりを声高に叫んでいるだけにしか見えない。氏は政治家として著しくその資質を欠いている単なるアジテーターでしかない。彼自身もそれでよいと思ってるのかもしれない。彼の生涯でこれほど賛同を得る事はなかっただろうから。なまじ本当の政治家になって言動が萎縮するよりも、現状のままの方が活動もしやすかろう。ま、影響力はあるみたいなので、ネット右翼の人種差別的言動をたしなめてくれると助かるンですが。