私は如何にしてネット右翼を止めて何も愛さなくなったのか
次の動画を見ていただきたい。
20050701 朝まで生テレビ「激白!元帝国軍人があの戦争を語る!」南京大虐殺(1/2)
20050701 朝まで生テレビ「激白!元帝国軍人があの戦争を語る!」南京大虐殺(2/2)
ここで語ってらっしゃる寺嶋芳彦氏はフィリピンでの遺骨収集に取り組んでこられた方です。
http://homepage2.nifty.com/munesuke/photogallerly-oinohukei-terashima.htm
で、これが放映された時の保守ブロガーの反応はこうです。
Let's Blow! 毒吐き@てっく: 南京大屠殺?・・・夢でも見とるのか?
Let's Blow! 毒吐き@てっく: 南京大屠殺?・・・夢でも見とるのか?その2
当時そこにいらっしゃった方の証言と、ただのイチ保守ブロガーのどちらを信じるか、それは個人の自由です。
私は寺島氏の証言を信じました。そして、その証言を頭から否定する人たちにドン引きしました。
小泉首相の靖国参拝問題で散々揉めた際に彼らが使ったロジックは、「日本の為に戦った兵隊さんに感謝を捧げ、冥福を祈ることの何が悪い?」です。
しかし、この日本の為に戦った兵隊さんが自分たち(日本ではない)に対して不利な証言をすると、途端に「嘘吐き」「中帰連」「洗脳されてる」のレッテルを貼り付けます。この行動のドコに、日本の為に戦った兵隊さんに対する感謝の念が感じられるというのでしょう。
「宗教がかってやがる、コイツら…」
当時私が彼らに対して抱いた率直な気持ちです。
ここで、Apeman氏が引用された福田和也氏の言葉を私も引用してシメにさせて頂きます。
【4/9追記】
証言だけで信じるのか?という疑問を持たれた方がいらしたので、回答しましょう。私が信じたのは、寺嶋氏の人柄と行動によるものです。戦友の遺骨収集活動をされてる方と、元皇軍兵士の方に「売国奴」「反日」のレッテルを貼る方。どちらが信用できるかと言えば、言うまでもなく前者です。