三崎・秋山戦の反則疑惑と、南京事件否定論者との共通点

まさかここに繋がるとは思わなかったが、アンチ秋山はネット右翼嫌韓厨が多いので必然だったのかもしれない。上が南京事件、下が三崎・秋山戦について。なお、ツッコミは下にしかしない。


■相殺論

  • 中国は今までにチベット侵略や文化大革命大躍進政策などの残虐な事を数多くしてきた。南京事件を非難する資格はない。
  • 秋山は桜庭戦でスキンクリームを全身に塗るという悪質な反則を犯した。その事を考えれば、秋山に抗議する資格はない。

→試合から2週間以内なら誰でも抗議文を送って提訴する権利・資格は与えられている。
やれんのか実行委が秋山提訴で再戦を示唆(日刊スポーツ)

笹原氏は「試合に疑義があれば2週間以内に抗議文を提出するルールになっている。抗議文が提出された時点で対応を考えたい」と話した。


■レッテル貼り

アメリカのメディア、試合を解説したフランク・トリッグでさえも反則ではないかとの見解を述べている。
http://www.sherdog.com/news/articles.asp?n_id=10639

In what was arguably the evening's most significant fight in terms of ranking implications, PRIDE Bushido grand prix winner Kazuo Misaki (Pictures) put a stop to Yoshihiro Akiyama (Pictures)'s rising stock with a nearly illegal soccer kick-like knockout in the first round. Spending most of the fight circling his prey, Misaki kept Akiyama guessing with repeated jump kick feints before launching hard low kicks that the judoka showed little ability to defend.

YouTube - Kazuo Misaki vs Yoshihiro "Greased Lighting" Akiyama 2 of 2

解説(フランク・トリッグ)「(遮る様に)違う!(を強めに5回も連呼)グランド状態での顔面への蹴りに私には見えたんだけど!」

フランク・トリッグ「顔に蹴りを入れたとき秋山はグラウンド状態だった
プライド解説者のフランク・トリッグが、
実況のKO宣言を遮るようにこう言ってます。

No!No! No!No! No! No!
His head is crisis
Akiyama is on the ground when kicked the head.


■トリミング

  • 東中野修道
  • 試合をジャッジした野口レフェリーのブログで、あれは反則ではないと言っている。

→その野口レフェリーに多くのメールや電話が寄せられた事を黙殺。それだけの格闘技関係者が疑問を持った証拠。
わがまま気まま流れるまま:バーボンのボトルを抱いて夜更けの窓に立つ - livedoor Blog(ブログ)

朝からメールと電話がガンガン来る。ほとんどが三崎対秋山のこと。


■話題そらし

  • そんな事より、チベットダルフールの方が重要だ。
  • そんな事より、KIDのあれはどうなんだよ。なんであれについて何も言わないんだ。

→KIDは既に反則を取られている。
http://www.tbs.co.jp/k-1dynamite/fights/result20071231.html

【第12試合:HERO'Sルール/5分3R/135ポンド契約】
× ハニ・ヤヒーラ vs 山本“KID”徳郁 ◯
2R3分11秒、KO ※ダウン後の攻撃によりKIDに減点1


■ルール無視

  • あんな事で国際法違反なんて言ってたら、戦争なんて出来ないだろ。
  • あんな事で反則を取っていたら、総合がつまんなくなるだろ。

→タイトル通り


■無理な責任回避論

  • 命令書がないから南京事件は軍に責任はない。
  • 顔に当たってないから、あれは反則じゃない。

→どう見ても顔を狙っている。仮に顔に当たっていないとしても、ダウン状態の秋山の顔を狙った時点で反則行為と充分認められうる。


ダブル・スタンダード

  • 南京事件はあったとの証言は黙殺・無視して、なかったとされる証言だけを取り上げて「なかった」と主張。
  • レフェリーの見解は絶対。異議申し立ては許されない。

→桜庭・秋山戦のレフェリーのジャッジが間違っていた事についてはスルー。


■相手が悪いとする開き直り

  • そもそも中国が便衣兵なんて戦術を取っていたのが悪い。
  • そもそもあんな蹴りを食らう秋山が総合オンチ。

→ルールでは4点ポジションからの頭部への蹴りが禁止されているのだから、立ち上がる段階では蹴りが来ないだろうと思っていてもおかしくない。


■俺がルールだ

  • 便衣兵を殺しても不法殺害じゃない。
  • 4点ポジションは膝をついていないと認められない。

→今回の「やれんのか」公式ルールでは、そんな事書いていない。
http://www.yarennoka.com/news/detail.php?id=1198590481

「グラウンド状態において、両手両足など身体の部位4点がマットについた状態、いわゆる「4点ポジション」状態」