井上氏とのやりとりまとめ

もう大体やりとりも出尽くして代わり映えがしなくなったので、まとめてみる。

1.私の主張について

まず発端は私がJSF氏のエントリに対して、『「民間軍事会社が儲かっているのではないか?」と主張する陰謀論者が出てこられた場合を想定して反論を用意しておくべきなのではないでしょうか。』と提案する。その後色々すったもんだがあるのだが、バッサリとカットして結論としては、

>>203様=井上氏
>民間軍事会社陰謀論者の存在を否定していたのに、「民間軍事会社陰謀論者に対しては先回りするべき」っていうのが理解できない
勿論それには「想定されうる」という前置詞が付きます。

>上でも書いたように、存在を認めていないものに対して、いったい何をどう先回りしろというんでしょうか。推定だけに頼ったのでは的外れになる可能性があるんで、まずは相手の出方を知らなければならない。
なるほど、これは正論だと思います。今までで一番説得力を感じました。

>だから、どうしても対応は受け身のモグラ叩き方式にならざるを得ない。まずはそれを理解して欲しいわけです。そもそも先回りは無理だと。
理解しました。私の民間〜の主張は取り下げます。失礼しました。

Posted by hagakurekakugo at 2008年04月26日 20:51:17

と私が井上氏のコメントに納得したように、この主張は取り下げた。この返答は井上氏のコメントの中で最も丁寧な口調で合理的な説明だと感じたので、これは理解せざるを得ない。



2.取られた揚げ足

2-1.私の場合
コメント欄の途中からこの揚げ足取り地獄(by井上氏)がメインになってしまった。実に見苦しい有様となったがまとめてみよう。私の取られた揚げ足は次のようなものである。
(1)民間軍事会社陰謀論を予測しているなどと私は言っていない
→実は言っていた
(2)あらゆる説を予想して反論を用意しておくべきなどと私は言っていない
→実は言っていた

論評:全く同じミスを2度も繰り返している。しかも自分の発言についてである。自分の発言をキチンと記憶し責任ある発言をしていれば、このような事態は避けられたはずである。他人の発言の揚げ足を取る前に自分の発言を見直しておくべきだろう。


2-2.井上氏の場合(1)どうも歴修正主義者じみてきた井上氏 - 解決不能
(2)時系列通りに並べているものを時系列を無視していると言い張る井上氏 - 解決不能
(3)井上氏が「時系列を無視している」という言いがかりを撤回されたようです - 解決不能
論評:それぞれトリミング、誤読、読み込み不足と言ったものだろうか。実はこれは全て民間軍事会論者が「いる」「いない」「無視している」といった事について井上氏が私に対して仕掛けてきたものである。最初の仕掛けがお粗末だった事から、私の指摘を受けて次々と主張を変遷させ、合計3度も揚げ足を取られてしまっている。最初の私の指摘で潔く自らの誤りを認めておけば1度だけで済んだのである。これは私の場合よりも少ない数となる。攻撃力は高いが、ダメージコントロールはあまり上手くない人なのだな、という印象を受けた。ニフティー時代もこのような議論をされていたのだろうか。


3.コメント欄の空気
言うまでもない事だが、完全なるアウェイである。一方的に私への罵詈雑言が飛び交う事は全て覚悟の上である。実際には、井上氏が出現される前はそれほど空気は悪くはなかった。私も丁寧な口調を心がけ、相手の方もそれなりの対応をしていた。しかし井上氏が私に対して「陰謀論者のメンタリティー」と論評された事によって、空気は一変。私がその発言に抗議し、それ以降は完全に泥沼状態である。売り言葉に買い言葉。揚げ足取り地獄に誹謗中傷。しかし、それでも辛うじて見るべき所はあった。井上氏もこの状態を「揚げ足とり地獄」と評され、私に建設的な議論を呼びかけられた事もあった。それが1の「私の主張」にあるコメントに繋がった。これは罵詈雑言が飛び交うコメント群の中では、異例とも思える穏やかなやりとりだった。


4.総括
まずいきなり相手を罵倒するのは実に不毛である。それを同じ手法で罵倒しかえすもの同様に不毛である。反省点といえば、やはり罵倒を罵倒で返すのは感情的だったと言わざるを得ないだろう。正確には罵倒というよりも嘲笑かもしれない。どちらにしろ相手を不愉快にさせるだけである。相手に間違いがあるのなら、冷静に指摘すれば良い。わざわざ自分のブログに書くのは感情的である。そこに書かれている事について井上氏が反論していない・出来ていない事から指摘そのものは正しいと思われるが、問題は方法である。例え正しい事を言ったとしても、正しい方法で言わなければ説得力も得られないだろう。