因果関係が良く分からない

独り言 - HALTANの日記

1990年代以降の日銀の過剰なインフレ警戒は我々一般世間知・ジャーナリズムが要求してきた側面も根強く、その感情的根拠を与えてきたのが広義の左派的な思想だったりもするわけなのですが・・・「平成の鬼平」とかねwikipedia:三重野康 少なくとも、左派の反経済成長思想と「保守」的な「清貧の思想」が無意識のうちに共鳴を繰り返してきた面がある。

 インフレは何も左派とか保守とかじゃなくても、素朴に「やべえ」と思うんじゃないの?無理やり思想の話に絡めようとしてるみたいだけど、庶民の経済感覚ってそんなものでしょ。
「総量規制」の経緯 | bewaad institute@kasumigaseki
 このbewaad氏のエントリを読むと「世論に阿った結果がこれだよ!」ってだけで、左派だの保守だのはあまり関係ないとしか思えないなー。世の中キレイに左右に分かれてるわけじゃないと思うよ。
 「バブルは左翼が潰した」ってのがHALTAN氏の持論なのかもしれませんが、それ、他の経済学者さんとかも言ってます?どうもトンデモの疑いが強すぎて、にわかには首肯しがたいのですよ。


【追記】
独り言 - HALTANの日記

ですから、「バブルは左翼が潰した」が極論である可能性は認めていますし(苦笑)

 自分で自覚して極論を混ぜ込むようなら、例えまともな事を言っていても台無しになってしまいません?「左翼はトンデモだ!」って人がトンデモ言ってるようなら、左翼にポイント与えてる事になりやしないか、と。毎日変態訴訟のROM人さんのケースと重なるんだよな。

「弱者・労働者の味方を自称する方々がいまだに過度のインフレ恐怖症という点で中央銀行や保守清貧主義者や清算主義者と通じているのはまずいんじゃないの?」

 意味が良く分からないし、何がまずいのかも分からない。
誠に遺憾に存じます/朝日が賞賛ノーベル経済学賞クルーグマン教授の悪評 週刊新潮 2008年10月30日号
 週刊新潮のこの記事は池田信夫氏のリフレ派批判を肯定的に取り上げてるんですけど、週刊新潮は左翼でもなんでもないですよね。むしろアンチ左翼であって、別に清貧主義でも清算主義でもない。リフレ派が未だに広く支持を得られないのは、こういった「庶民の経済感覚」であって、○○主義とか左右とかは関係ないってば。極論が好きな人に言っても無駄っぽいけど。